解体工事が必要になった場合、解体業者に依頼をして解体をする必要がありますが、どのような業者に依頼をすればよいのでしょうか?
解体工事に関するトラブルなどもよく耳にするため、正しい業者選びをすることがとても重要になります。
解体工事を依頼する業者選びのポイントについて解説します。
解体工事を依頼する業者を選ぶ際に、多くの人がポイントとして考えているのが、「価格」ではないでしょうか?
できるだけ解体工事にかかる費用を抑えたいという気持ちから、ついつい価格の安さだけで決めてしまいがちです。
しかし、価格の安さだけで業者を選んでしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。
ニュースや新聞などで報道されることが多いのが、「不法投棄」です。
業者が処分費用を抑えるために、勝手に山などに不法投棄をしてしまうというもの。
不法投棄をするような業者には、絶対に依頼をしてはいけません。
信頼できる業者であるかどうかを見極める必要があります。
解体工事を請け負う解体業者についてですが、勝手に解体工事ができるというわけではありません。
建設業の許可を受けるもしくは、各都道府県の解体工事業者の登録を行う必要があります。
原則としては、請負金額が1件あたり500万円以上となる場合には、建設業の許可が必要で、それ以下の場合には、各都道府県での解体工事業登録が必要となります。
解体工事を依頼する業者が、建設業の許可を受けているのか?または、解体工事業登録を行っているのか?を必ずチェックしておく必要があります。
許可を受けていない、登録をしていない業者に依頼するのは避けましょう。
悪徳業者に引っかからないためにも許認可の確認は重要です。
この許認可の確認方法はいくつかあります。
まずは、業者のホームページなどで確認をするという方法です。
ただし、業者のホームページだけだと、すでに許可を取り消されている、あるいは虚偽である場合もあるので、注意が必要です。
解体工事業者の登録については、各都道府県によっても異なりますが、各都道府県のホームページに登録業者名簿が記載されているケースが多いので、そちらで確認してみるとよいでしょう。
解体工事については、悪徳業者も多く存在していると言われています。
そのような悪徳業者に依頼をしてしまうことがないように、「価格だけで決めない!」、「許認可、登録の確認を行う!」をポイントにして選ぶようにしましょう。
このようなポイントを意識するだけでも、悪徳業者に引っかかるリスクは大幅に低減できますよ。
これから、解体工事を依頼する予定がある人は、ぜひ覚えておきましょう。